中国の代表的なお酒と言えばいくつかありますが、その中でも長い歴史のある「紹興酒」。
紹興酒は、常温で飲んだりロックで飲んだり温めて飲んだりと飲み方は様々ですが『紹興酒には砂糖を入れて飲む!』っていう方も多いと思います。
もともと甘いお酒だったらわかるけど、お酒に砂糖を入れて飲むってなぜなのか…。今回はそのことについて話していきたいと思います。
どうも、ヒロさきです。
私は学生時代、中華料理屋さんでアルバイトしていたこともあり中華料理が大好き。
花椒がたっぷり入った麻婆豆腐とか最高ですよね!
ただ中華料理って色々変わっているところがあって、『紹興酒には砂糖を入れて飲む!』って謎だなと思いました。
しかも、実際飲んでみてもおいしさはわからなかった。
変わった文化だなとは思いますが、とりあえずなぜ紹興酒に砂糖を入れるのか話していきたいと思います。
『紹興酒とは』
紹興酒はもち米を発酵させて作られています。中国のお酒で分類上は「黄酒」といい、その中で浙江省紹興市の鑑湖の湧水を使って醸造し、3年以上貯蔵熟成させたもの紹興酒といいます。
アルコール度数は14~18度。
香りは「めんつゆ」のような感じで、若い年代のものは酸味のある辛口な味わいです。それが熟成の時間をかけると香りが強くなりまろやかになっていくそうです。
『紹興酒の飲み方』
紹興酒は主に、ロック、常温、ホット、ソーダ割りの4種。
・ロック
香りを抑えてさっぱりと飲みたい方にお勧め。
・常温
基本的な紹興酒の飲み方。
・ホット
香りを引きたたせ、ザラメなどを入れて飲む。
若い年代の紹興酒では香りがもう一つなところもあるので、香りを楽しみたい方にお勧め。
また、ザラメを入れることで若い方でも飲みやすくなる。
・ソーダ割り
炭酸でカクテルのような感じになり、若い方でも飲みやすくなる。
今話したこれらの飲み方は、中華料理屋でアルバイトしていた時に、中国出身の店長に聞いた話です。
私自身はホットにしてザラメをたっぷり入れて飲んでました。おそらく紹興酒の良さを潰してますね。
『なぜ紹興酒に砂糖を入れるの?』
中国では昔から、「おいしくない食べ物には砂糖を入れる」という風習があり、お酒でも同じようにおいしくないなら砂糖を入れるようになったそうです。紹興酒が日本に入ってきた際、『お酒に砂糖を入れる』という部分だけが伝わり、紹興酒は砂糖を入れて飲むというのが一般的となったという話があります。
ただ、諸説あるようで本当のところはわからないそうで…。
やっぱり正しく伝えるのって難しい。
では。
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