『六君子湯』なんて名前の漢方薬は知らない人も多いのではないでしょうか。
どうも、ヒロさきです。
私には姉がいるのですが、その姉から最近胃の調子が悪いと
何か食べると食べ過ぎてなくても胃のむかつきから吐き気がする…
という話を聞きました。
そこで、漢方薬の当帰四逆加呉茱萸生姜湯が効いたのを思い出して、漢方薬で逆流性食道炎が治せるんじゃないかと思って調べ始めたわけです。
※以前の投稿:しもやけを治す漢方薬『当帰四逆加呉茱萸生姜湯』
「六君子湯りっくんしとうとは」
厚生労働省の一般用漢方製剤承認基準によると
胃腸が弱く、食欲がなく、みぞおちがつかえ疲れやすく、貧血症で手足が冷えやすいものの「胃炎、胃腸虚弱、消化不良、食欲不振、胃痛、嘔吐」に対して効果がある。
とのことです。
配合されている生薬の機能としては
「半夏」
吐き気を緩和する
「陳皮」
胃酸の分泌を促進させ、胃腸を調整する
「人参」
虚弱体質の改善、体力回復
「朮、茯苓」
体内の水分代謝を正常に調節。無駄な水分を取り除く
「大棗、生姜」
大棗と生姜を一緒に配合することにより、消化吸収を改善する
「甘草」
症状の緩和、鎮痛
この8つの生薬がそれぞれ機能して、よい効果を発揮しているみたいです。
『六君子湯を飲むきっかけ』
先ほどもお話しした通り、私の姉から「最近胃の調子が悪い」という話を聞きました。
食欲はあるが食べると吐き気がする…。
こういった症状が続くため、病院に行ったそうですが原因ははっきりわからないとのことでした。
病院によってはウイルス性の逆流性食道炎だといわれたり、ストレス性の逆流性食道炎だと言われたりとまちまちだったそうです。
病院でも薬を処方してもらったが、飲んでもまだ続いているそうで結構辛そう
なので、逆流性食道炎に効く漢方はないかなと調べてみたところ、検索のはじめに引っかかったのが『六君子湯』でした。
ただ、六君子湯の説明でも書いたとおり、六君子湯は食欲不振に効くとあって、食欲はある姉とは若干症状が違うので姉の症状にあった薬なのかは半信半疑。
でも漢方薬は副作用自体は少ないということもあり、姉に話を聞いて薬の飲み合わせにも問題はないと思ったのでとりあえず飲んでもらうことにしました。
『飲んだ感想』
今回、姉に飲んでもらうことにしたのは長倉製薬株式会社の出している粒状の六君子湯です。
これを選んだ理由としては、探している中で1日当たりに配合されている生薬量が他と比べて多く効きそうだったからです。(理由が弱いかも…)
六君子湯を楽天市場で購入して、姉に送り付けて飲んでもらった結果、まず第一に「おいしくない…」と言われてしまいました。
まあ、おいしい漢方薬ってあまり聞いたことがなかったのでそらそうだろうと思いつつ…。
1週間たって状況を確認したところ、「多少良くなった気がするけどなんとも言えない…」ってことでした。
これは正直残念。結果的に、六君子湯では逆流性食道炎が完全に治ったとは言えませんでした。
ただ、漢方薬が効かないというよりは、六君子湯の効く症状と姉の症状に若干ずれがあったからなのではないかと考えてます。
こうなると躍起になってしまい、漢方で姉の逆流性食道炎を治したい!がより強くなってしまった…。
そしてより詳しく調べてみると、姉の症状には『半夏瀉心湯』が合うのではないかと!
というわけで、次は半夏瀉心湯を試してもらおうと思いますのでその結果を来月ぐらいにかけたらなと思います。
では。
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